
現実を視よ
柳井 正
PHP研究所 / 2012-09-01
この本について
仕事で迷ったときって、「自分の考え方が古いのか」「そもそもどこを見ればいいのか」みたいなモヤモヤが出てきませんか。頑張っているつもりなのに手応えが薄いとき、自分の視野がどれだけ狭くなっていたかにあとから気づくことも多いなと感じます。 『現実を視よ』が効いてくるのは、まさにその“視野の狭さ”を揺さぶられるところです。四十億人規模の市場感覚や、中国の中間層が毎年増えていく現実を突きつけられると、国内だけで物事を判断していた自分が一気に小さく見えてきます。また、「需要は景気に左右されるものではなく、自分でつくるもの」という視点は、やるべきことを外部要因のせいにしがちなときに背筋を伸ばされます。さらに、机上の理論よりも現場での肌感覚を磨く重要性が具体的に語られていて、行動の重心をどこに置くべきかを考え直させられます。 全体として、無理に勇気づけるタイプの本ではなく、「まず現実を直視しよう、そのうえで自分はどこで勝てるか」を淡々と突きつけられる感じです。挑戦には勝算が必要だという冷静さもあって、勢いだけの精神論に疲れた人ほど落ち着いて読めるはずです。 今の足場を広げたいけど、何から見直せばいいか迷っている人にとくに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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