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城

フランツ カフカ、原田 義人

日本ビジネスプレス / 2020-10-30

累計読者数4
平均ハイライト数 3.3件/人
推定読了時間 約4時間30分
star総合評価 47/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 67%

この本について

仕事でも人間関係でも、自分ではどうにもならない力に巻き込まれているような気分になることがあります。動きたいのに動けないとか、相手の意図が見えないまま話だけが進んでいくとか、気づけば「何を頼られていて、どこまで期待されているのか」すら曖昧になるような瞬間です。最近、このあたりのモヤモヤを抱えている人が『城』からよく抜き出しているのを見て、ああ、そういう部分に刺さるんだよなと感じました。 この小説の人物たちは、とにかく噛み合わない状況の中で動き続けます。返事が別の部署に迷い込んだり、突然「助手だ」と名乗り出る者が現れたり、期待のようでいて実体のないものに振り回されたりする。読んでいると、自分の仕事で起きる「伝わっていると思ったことが伝わっていない」「必要かどうかすらわからないまま判断を迫られる」あの感覚に近いものが思い出されます。そこに共感が生まれると同時に、登場人物たちの戸惑い方や踏みとどまり方を見ていると、自分の中の不安や焦りを少し客観視できるんです。 特に、存在するかどうかもわからない期待にしがみついてしまう描写や、夜の蛾のように「小さくなりたいのにそうできない」気持ちが丁寧に描かれていて、無理に前向きにならずとも、人はそんなふうに揺れながら進むものなのかもしれない、と思えるところがあります。過剰な答えを与えてくれる本ではないけれど、自分の迷いの形が少し見えることで、身のこなしが変わるような一冊です。 こんな人に刺さるのは、「がんばりたいのに着地が見えず、足跡だけが増えていくような感覚のある人」です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 城のことはよく知らないのだけれど、ちょっと気になる。どこをどう見たら面白いのか、よくわからない。そんな、はじめて城に興味を持った人のために城の面白さや、城歩きの楽しさをお伝えするのが、この本です。 この本でも城の用語は出てきます。でも、教科書みたいに一つ一つ用語を解説してゆくわけではありません。なぜなら「城がわかるようになる=用語を覚えること」ではないからです。 まずは、面白そうだと感じることが、出発点。そうすれば、知的パズルを楽しむように、城を知ることができます。そうして実際の城を訪れてみると、城歩きとは、足を動かし、五感を総動員して楽しむ知的パズルであることが、実感できるはずです。 大切なのは、知的パズルを楽しむための、ちょっとしたコツを身につけること。そうして、城って面白いな、と思えるようになれば、知識はあとからいくらでもついてきます。 知って、歩けばさらに楽しい、日本の城の世界にご案内します。
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