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はつ恋

はつ恋

イワン ツルゲーネフ and 神西 清

文藝春秋 / 2007-07-10

累計読者数4
平均ハイライト数 2.8件/人
推定読了時間 約2時間41分
star総合評価 37/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 36%

この本について

人間関係で「自分の気持ちってこんなに揺れるものなんだっけ」と戸惑うことってありますよね。相手の表情ひとつで振り回されたり、あとから思い返してようやく意味がわかったり。大人になっても、この揺れはなかなか手なずけられません。 ツルゲーネフの『はつ恋』を読むと、その揺れ方の“根っこ”に少し触れられる気がします。登場人物たちが夜更けに語り合う空気感や、ジナイーダの微笑みに込められた複雑さは、言葉にしきれない感情の残り香みたいなものを静かに浮かび上がらせます。そして、老婆の臨終に立ち会う場面で描かれる「生のしがみつき」は、恋の苦しさとどこか地続きに感じられて、思わず立ち止まらされるんですよね。若さの衝動だけでは説明しきれない、人が誰かを想うときの怖さや祈りのようなものがじわじわ伝わってきます。 自分でも整理しきれない感情を抱えたまま、それでも前に進もうとしている人には、とくに刺さると思います。感情の名前を与えてくれるわけではないけれど、昔の自分の影をそっと照らしてくれるような、そんな一冊でした。

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出版社による紹介

14歳の秋。生まれて初めての恋。相手は20代後半の絵の先生。ちょっとずつ、ちょっとずつ心の距離を縮めながら仲良くなっていくふたりに、やがて訪れる小さな奇蹟とは……。毎日を生きる私たちに、ひととき魔法をかけてくれる、美しい魂の物語。かわいらしいイラスト満載で、心がぽかぽか温まる宝石のような一冊。
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