
自分の強みをつくる “なりたい自分”を“自分”にしちゃえ。 U25 Survival Manual Series
伊藤春香(はあちゅう)
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2012-08-25
この本について
「強みって結局なんなんだろう」とか、「本当の自分って言われてもよく分からない」とか、そんなモヤモヤを抱えたまま仕事している人、多いと思います。比べる相手が変わるたびに評価も揺れるし、弱みなのか強みなのかも分からなくなる。私自身もずっとその循環にハマっていました。 この本が刺さるのは、「自分探し」に疲れた人に、別の抜け道を示してくれるところです。まず、著者が言う“なりたい自分を演じる”という考え方が、無理に背伸びすることではなく、「今この態度は見せたい自分か?」と日常の細かい場面で立ち返るための軸になる。自分を押し殺す役割ではなく、選択の積み重ねとしてのキャラ作りなんだと腑に落ちます。さらに、強みは努力のインスタント結果ではなく、腹筋のように“続けた事実”でしか育たないという視点も、焦りがちな時に効きます。飲み会で気配りが活きている人の例のように、会社での評価だけで自分を決めつけないことも、この本は静かに背中を押してくれます。 結局、“本当の自分”という幻を追うより、キャラクターを自分で設計して、その台本を少しずつ現実に近づけていく方が生きやすいのかもしれません。環境や周りの声に飲まれる時こそ、自分で選んだキャラに戻る。この感覚は、迷いがちな日々の支えになります。 自分の強みが分からないまま20代を走っている人に、じんわり響く一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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