
3年後、転職する人、起業する人、会社に残る人
佐藤文男
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2015-08-04
この本について
転職か、残留か、いつか起業するのか。20代後半から30代に入るあたりで、なんとなく「このまま進んで大丈夫なのかな」と立ち止まる瞬間ってありますよね。かといって、大きな決断を下すほどの材料もなくて、迷いだけが増えていく感じ。僕も同じようにぐるぐるしていた時期がありました。 この本がよかったのは、抽象的な自己分析ではなく、職種を細かく分解したり、年数×実績で棚卸ししたり、「自分の実力をどう測るか」を具体的に示してくれるところです。たとえば、営業を3年、人事を3年やったとして、そこでどんな改善に関わり、どれを数値として説明できるのか。自分では普通と思っていた経験が、意外と強みに変わることもあります。また、社内のパワーバランスやキーパーソンの見極め方、海外駐在などのキャリアがどう開くのかも、現場目線で語られていて、進路の選択肢が立体的に見えてきます。 もうひとつ刺さったのは、起業についても無闇に持ち上げず、「一人でやるなら自分に相当厳しいタイプじゃないと難しい」と現実的に説いているところです。その一方で、社外との交流や一流の環境に触れる習慣が、将来の選択肢を増やすという視点は前向きで、日々の行動を少し変えてみようと思えました。 転職か残留か迷っている人よりも、「自分の強みがまだ言語化できていない社会人」により刺さる本だと思います。今の働き方に小さな違和感がある人ほど、読み終わったあとに次の一歩が見えやすくなるはずです。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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