
5歳までに決まる! 才能をグングン引き出す脳の鍛え方 育て方
成田 奈緒子
すばる舎 / 201005
この本について
子どもの発達って、専門書を読んでも話を聞いても「つまり何をすればいいの…?」で止まってしまうことが多いですよね。朝ごはんを軽く済ませた日や、保育園で泣かれた日の帰り道に、なんとなく自分のやり方が間違っているような気がして落ち込むこともあると思います。僕もまさにそのタイプで、育児の正解探しに疲れているときにこの本を読みました。 いい意味で驚いたのは、難しい理屈より「こういう場面で、こうしておくと脳が育つ」という生活レベルの話がほとんどだったことです。たとえば朝ごはんは豪華じゃなくてよくて、主食をちゃんと食べさせれば脳が働きやすくなるとか。公園で転ぶことすら、脳の刺激としてむしろ歓迎していいとか。あと、赤ちゃん言葉に合わせず、大人が整った言い回しで返すだけで言語の土台が育つという話は、日常にすぐ持ち込めて助かりました。 もうひとつ刺さったのは、「いい子」に見える状態が必ずしも健全とは限らない、という視点です。駄々をこねるのは脳が成長している証拠、と言われると、あの大変な時間にもちゃんと意味があると思えて気持ちが軽くなりました。泣いて離れられないのも、愛着がきちんと育っているサインと捉える考え方は、送り迎えの罪悪感を少し溶かしてくれます。 育児書というより、「今の自分のやり方で本当に大丈夫なのか」って迷いがちな親にとって、生活の中で試してみたいヒントが並んでいる一冊です。自分のペースで子どもの様子を見ながらやりたい人には、ちょうどいい距離感だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
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