
人間の叡智 (文春新書)
佐藤 優
文藝春秋 / 2012-07-20
累計読者数5
平均ハイライト数 20件/人
推定読了時間 約2時間11分
star総合評価 57/100
start序盤集中型
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この本について
政治のニュースを見るたびに、「これってどういう構造で起きているんだろう」とモヤモヤすることが多いです。国際情勢も社会の変化も、一つひとつは理解できるのに、全体像となると急に霧が出たようになる。そんなときに、この本が意外な角度から地図を描き直してくれました。 印象的だったのは、震災直後の混乱を例にしながら「国家が一時的に機能しなくても、社会があれば人は生きられる」という指摘です。政治や制度を語る話に見えて、その根っこにあるのは人間観で、ここを押さえるだけでニュースの見え方が一段変わりました。また、アメリカの「見えざる国教」やヨーロッパ型の帝国主義を重ねながら、今の日本がどんな力学の中でもまれているのかを説明してくれるので、表面的な賛否よりも前のレイヤーで考えられるようになります。就活や労働環境の話にまでつながるのもありがたいところでした。 難しいテーマを扱っているのに、読んでいる側の生活感と地続きで理解できるのがこの本の特徴だと思います。世界の動きに振り回されがちな人、自分の立ち位置を一度冷静に見直したい人には特に刺さるはずです。
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出版社による紹介
「停滞」と「格差」を生き抜く「武器」を身につけよ! なぜあなたの仕事はつらく、給料は上がらないのか? TPP加盟はほんとうに悪なのか? 橋下徹氏にこの国をゆだねるべきか? こうした問題を解くキーワードが「新・帝国主義」である。食うか食われるかの帝国主義的外交ゲームの中で、少なくとも食われないようにすること。その武器になるのが、「人間の叡智」なのだ。ハイレベルな世界情勢をわかりやすく語りおろした、佐藤優氏、渾身の一冊。
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