
さよならの言い方なんて知らない。2(新潮文庫nex)
河野裕
新潮社 / 2019-10-01
累計読者数6
平均ハイライト数 4.2件/人
推定読了時間 約5時間48分
star総合評価 39/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 22%
この本について
最近、人間関係でいろいろ割り切れなくて、「無視した方が賢い」「受け入れた方が楽」と頭では分かってるのに、気持ちがついてこないことってありませんか。正しさよりも安全や空気が優先される場にいると、なおさら自分の感情の扱い方がわからなくなるというか。 『さよならの言い方なんて知らない。2』は、そのモヤモヤをごまかさずに見つめる物語でした。嫌なものを無理に受け入れようとしなくていい、でも感情のままに復讐に走れば必ず別の恨みが生まれる。その間でどう折り合いをつけるかを、架見崎という極端な状況を通して描いてくれるんですよね。強さに従うことの現実味や、「次に同じことを起こさないためにどう動くか」という発想の転換も、日常の小さな人間関係にそのまま引き寄せられます。 そして一番刺さるのは、「生きるだけならただ食べて眠ればいい。でも人と関係を築くことが人生になる」という視点かもしれません。安全や損得だけで判断すると、たしかに守れるものは増えるけれど、それだけでは自分が何者なのか分からなくなる。だからこそ、嫌な気持ちも覚えておいて、次にどう動くかを考える余地がある。そんな風に読めました。 自分の感情に蓋をするのが苦手な人、正しさと感情の間でずっと揺れてしまう人にとっては、静かに響くところが多いはずです。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの47%が集中しています。
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出版社による紹介
架見崎。誰も知らない街。高校二年生の香屋歩と幼馴染の秋穂栞が訪れたその場所には、戦争があった。人と人が対立し、殺し合い、奪い合う。そんな世界で、二人はかつての親友トーマと再会する。架見崎で二年余りを過ごした彼女は、最大の領土を誇るチームの「伝説」となっていた……。食い違う現実。開かれる戦端。謎の核心「ゼロ番目のイドラ」。死と涙と隣り合わせの青春劇、第2弾。
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