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三浦綾子 電子全集 氷点(上)

三浦綾子 電子全集 氷点(上)

三浦綾子

小学館 / 1982-01-30

累計読者数3
平均ハイライト数 3.7件/人
推定読了時間 約5時間11分
star総合評価 45/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 50%

この本について

人間関係で「好き嫌いの感情に振り回されてる気がする」とか、「正しさよりも、自分の身を守ることで精一杯だな…」と感じる日、ありますよね。相手を嫌いになりたくないのに距離ができたり、逆に好意があるはずなのになぜか噛み合わなかったり。自分の未熟さと向き合うほど、余計にしんどくなるあの感じです。 『氷点』を読むと、そのモヤモヤに少しだけ呼吸のスペースができます。人間の身勝手さを「自衛本能みたいなもの」と見つめる視線や、好き嫌いの感情と相手の本質を切り離して考える姿勢は、日常の小さな対立を捉え直すきっかけになります。また、「どんな人でも拒まずに、一人一人を大事にする」という考えは、理想論ではなく、関わり方を一段やわらかくするための態度として腹落ちしやすいんですよね。敵を愛するなんて無理だ、と言いつつ、それでも向き合おうとする人間の弱さも丁寧に書かれていて、読んでいて自分の不完全さがちょっと許せてきます。 過去は取り返せないとか、自由は本当に与えられているのかといった重い問いも出てきますが、押しつけがましくなく、むしろ自分の歩幅で考える余裕をくれる物語です。自分の感情の扱いにいつも悩んでしまう人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

本当の人間の美しさとは、優しさとは何か?著者が真正面から問いかける不朽の名作! ある夏、北海道旭川市郊外の見本林で3歳の女児が殺される。父親、辻口病院院長の啓造は出張中、母親の夏枝は眼科医の村井の訪問を受けている最中の出来事だった。夏枝と村井の仲に疑いを抱いた啓造は、妻を苦しめたいがために、自殺した犯人の娘を引き取ることにする。事実を知らない夏枝はその娘に陽子と名付け、失った娘の代わりにかわいがる。夏枝や兄の徹らの愛情に包まれて明るく素直な娘に成長していく陽子だったが、いつしか家族に暗い影が忍び寄る―。 三浦綾子の朝日新聞の懸賞小説当選作であり、デビュー作。 そして、1969年(昭和44年)、1970年(昭和45年)、1981年(昭和56年)、2006年(平成18年)と昭和から平成にかけて4度にもわたりテレビドラマ化された、空前の名作である。 「三浦綾子電子全集」付録として、夫・三浦光世氏による「創作秘話」などを収録!
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