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三浦綾子 電子全集 道ありき 青春編

三浦綾子 電子全集 道ありき 青春編

三浦綾子

小学館 / 1980-03-25

累計読者数4
平均ハイライト数 26.8件/人
推定読了時間 約4時間11分
star総合評価 67/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 45%

この本について

忙しさに流されて、自分が何を拠りどころに生きているのか分からなくなる時ってありますよね。誰かの言葉を真似しているだけの気がしたり、心の奥が混沌としているような感覚に襲われたり。強がってはみるけれど、実際には不安の方が大きい──そんな時期、僕自身も長く彷徨っていました。 『道ありき 青春編』を読み返していて響くのは、三浦綾子がまさにその「混乱のただ中」で書いているということです。信仰や愛をめぐる迷い、人に頼ることと自立の間で揺れる気持ち、自分の弱さに気づく瞬間。どれも決して綺麗に解決していないのに、その揺らぎの中で少しずつ視点が変わっていく。例えば、誰かを慰めることが自分をも慰めることだったり、人を愛することが相手を自立させる厳しさを伴うことだったり、生活の中でふっと腑に落ちる場面が多いんです。 この本は、何か大きな答えを与えてくれるというより、迷いながらでも「自分がいま立っている場所を見つめる」ための灯りみたいな存在になります。信仰に馴染みがなくても、人生の重さに押しつぶされそうな時に拾える言葉が必ずあると思います。 特に、根拠のない不安と長く付き合っている人には静かに刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

著者の二十歳代前半から療養生活、自殺未遂、光世氏との結婚までを記した自伝的小説。 小学校の教師をしていた綾子は、敗戦を迎え、それまで教えてきたことが間違いだったのではとの思いにさいなまれ、虚無感を覚える。教師を辞め、結婚を決意するが、結納が届くその日に倒れ、その後、肺結核を発病する。長い療養生活の中で婚約解消、自殺未遂などを経験するが、同じ結核患者でクリスチャンの幼なじみ前川正の献身的な支えを得て、生きる希望を見いだしていく。その後、脊椎カリエスを患った綾子は、受洗する。そんな折、前川正が危険な大手術を受けることになり……。 「三浦綾子電子全集」付録として、夫・三浦光世氏による「創作秘話」を収録!
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