
さよならの言い方なんて知らない。(新潮文庫nex)
河野裕
累計読者数9
平均ハイライト数 2.3件/人
star総合評価 40/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 31%
この本について
最近、何に向かって生きているのかよくわからなくなることがあります。頑張れと言われても、そもそも何のために動けばいいのかが曖昧で、立ち止まったまま時間だけ過ぎていく感じ。無謀な挑戦を避けたい気持ちと、このままでいいのかという焦りが同居していて、正解のない場所を歩いているような日が続きます。 『さよならの言い方なんて知らない。』は、そのモヤモヤを直接解消してくれるタイプの本ではありません。でも、登場人物たちが「なんのために?」と投げかけ続ける姿や、敗北や情けなさを抱えたまま生きようとする様子に触れると、少しだけ現実を見つめ直す余裕が生まれます。死を美化しない物語だからこそ、彼らが最後の瞬間に口にする“本当はどう生きたかったか”が、読み手の胸にも静かに残ります。 また、この世界の仕組みを問うやりとりや、「強いものには数で勝てる。ただ怖いものには理性で勝てる」という視点は、自分が抱えている恐さの正体を見極める助けになります。行動の指針というより、「自分の思考の中にこそモンスターがいる」という気づきが、立ち止まっている理由を少し言葉にしてくれる感覚があります。 迷いながらも一歩だけ前に進みたい人に刺さる物語です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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出版社による紹介
孤独な架見崎の王。ユーリイの、真実。賢者の円卓。通称「PORT」の頂点に君臨した男、ユーリイ。架見崎で最強のチームを率いた彼は、常に「王」だった。優雅で、強く、美しく。しかしまったく本心を見せない、謎の王様。ゲームの勝者に最も近いとされた彼は、心の奥底では何を求めていたのか。ユーリイの「生きる意味」とは? その過去を知るタリホーと対峙するとき、王の真実が明らかになる。孤独と自覚の青春劇、第9弾。
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