
ピクサー流 創造するちから
Ed Catmull, Amy Wallace, and 石原 薫
ダイヤモンド社 / 2014-11-04
この本について
仕事でも創作でも、チームで動いていると「これって本当に正しい進め方なんだろうか」と急に自信がなくなる瞬間があります。意見が言いにくい空気とか、序列に縛られて判断が鈍る感じとか、新しいアイデアほど最初は頼りなく見える怖さとか。自分でも説明できないモヤモヤを抱えたまま走ってしまうことが多いなと思います。 『ピクサー流 創造するちから』を読んでいて印象的だったのは、あのピクサーでさえ同じ悩みにぶつかり続けているという事実でした。席順がクリエイティブを損ねるとか、良かれと思った“上司を通す文化”がチームを弱らせるとか、初期の作品がどう見てもイマイチで焦るとか。そういう「現場のリアル」を正面から扱いながら、どう対処していったのかが丁寧に描かれていて、自分の仕事にそのまま置き換えやすいんです。新しいアイデアを守るという姿勢や、失敗を前提にプロセスを信じる感覚は、読むたびに肩の力が抜けました。 創造性とかチームワークって、特別な才能よりも「どう環境を整えるか」が大きいのかもしれません。役職よりも場の安心感を優先するとか、言いにくい人には少人数で話す機会をつくるとか、一見小さな調整に見えることほど効いてくる。自分の職場で今日から試せそうな視点が多かったです。 自分のチームが「何かうまく回っていない気がするけど、何が邪魔しているのか言語化できない」という人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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