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ソーシャル物理学:「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学

ソーシャル物理学:「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学

アレックス・ペントランド、小林 啓倫、矢野 和男

累計読者数10
平均ハイライト数 10.7件/人
star総合評価 44/100
start序盤集中型
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この本について

職場で「自分のチーム、なんとなくアイデアが回ってない気がする」と感じる瞬間ってありますよね。誰か一人が喋りすぎていたり、逆に沈黙が続いたり。自分もそこに多少の原因がある気はするけど、何を変えればいいのかまではわからない。そんなモヤっとした状態のときに、この本の内容がじわっと効いてきました。 読んでいて一番刺さったのは、成果を出す人は特別な発想力を持っているわけではなく、むしろ“アイデアの流れ”を整えるのがうまいという視点でした。スター研究者がやっていたのも、自分が頑張るというより、メンバー全員が当事者になる空気づくりだったり、短い相づちを含めた密度の高い対話を回すことだったりします。さらに面白いのは、チームを越えて人をつなげる「カリスマ的仲介者」の存在で、彼らは派手なタイプというより、ただ純粋に他人や他部署への好奇心が強い人なんですよね。この“歩き回って聞き回る姿勢”が、アイデアの新陳代謝を生むという説明にすごく納得しました。 そしてもう一つ強烈だったのが、会議の雰囲気とか抽象的な「団結力」よりも、発言がどれだけ平等に回っているかの方が、集団の知性を予測するという話。自分も会議で結果だけ追いがちだったけれど、もっと早い段階で“声の巡り方”を見た方がいいのかもしれないと思いました。環境を少し変えるだけで、休憩のタイミングや席の配置だけで、生産性が跳ねるという事例も現実的でありがたかったです。 人をどう動かすかより、アイデアがどう流れるかに関心がある人に刺さる一冊です。僕自身、チームに何を足すかではなく、どう循環させるかを考えるきっかけになりました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

SNSをどう利用するかで投資家の利益率は変わる。 会議で全員が同じだけ発言するようにすると生産性は上がる。 風邪の引き始めに、人は普段より活動的になる。 身につけるセンサなどによる人間行動のビッグデータから、それまでいかなる社会科学や人間研究にも不可能だった知見が次々と得られるようになった。 世界的なデータサイエンティストである著者は、それらの知見をもとに組織や社会の構築・改善を試み、多くの成功を収めてきた。 この「社会物理学」は社会科学に革命を起こし、企業などの組織運営のあり方を根本から変え、 都市計画や社会制度設計に大きなインパクトを与える“新しい科学”である。 はじめに―本書はいかにして生まれたか 第1章社会物理学とは何か ──社会の進化をビッグデータで理解するための新しい枠組み ◆パート1 社会物理学 第2章探求 ──いかにして良いアイデアを発見し、優れた意思決定に結びつけるか 第3章アイデアの流れ ──集合知の土台となるもの 第4章エンゲージメント ──なぜ共同で作業することができるのか ◆パート2 アイデアマシン 第5章集団的知性 ──交流のパターンからどのように集団的知性が生まれるのか 第6章組織を改善する ──交流パターンの可視化を通じて集団的知性を形成する 第7章組織を変化に対応させる ──ソーシャルネットワーク・インセンティブを使用した迅速な組織の構築と、破壊的な変化への対応 ◆パート3 データ駆動型都市 第8章都市のセンシング ──モバイルセンシングによる「神経系」が都市をより健全・安全・効率的に 第9章 「なぜ人は都市をつくるのか」の科学 ──社会物理学とビッグデータが、都市の理解と開発のあり方を変える ◆パート4 データ駆動型社会 第10章データ駆動型社会 ──やがて来るデータに基づいて動く社会とは、どのような姿になるのか 第11章社会をより良くデザインする ──社会物理学が人間中心型社会の設計を支援する 解説 [矢野和男(日立製作所フェロー)] 付録1 リアリティマイング 付録2 オープンPDS 付録3 早い思考、遅い思考、自由意思 付録4 数学
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