
社員もパートもみずから動き出す「心の報酬」の与え方
中 昌子
CEメディアハウス / 2013-02-01
この本について
職場で人がなかなか動いてくれないとき、「給料を上げれば解決するわけでもないよな…」みたいなモヤモヤってありますよね。頼み方ひとつ、空気の作り方ひとつで、チームの温度がまるで変わるのは分かっているのに、いざ日常の忙しさの中ではつい後回しになってしまう。僕も同じで、「結局みんなのやる気ってどこから生まれるんだろう」と何度も考えました。 この本が効いたのは、抽象論じゃなく、現場で何が起きると人が前向きになるのかを“行動レベル”で見せてくれたところです。たとえば、誰かにしてもらって嬉しかった出来事を共有する「感動エピソード」のスピーチ。たったこれだけで、役立ち感や絆がじわっと育つのを想像できました。笑顔の基準をそろえるための“歯ブラシを持ったつもりで前歯を磨く”という練習も、やってみると意外なくらい効果がある。こういう小さな仕掛けが積み重なることで、場の空気そのものが変わっていくんだなと気づかされます。 そしてもうひとつ刺さったのは、“信頼”をどう形にするかの話です。任せるだけでも放任でもなく、「きっとできる」と言葉にして渡す。成果を褒める言葉の具体例が山ほど載っているけれど、どれも人を持ち上げるというより、相手の努力をちゃんと見ているというサインなんですよね。これなら明日からでも使えると思えます。 チームの空気を良くしたいのに、何から手をつければいいか分からない人に特に刺さる本です。無理に組織を変えるんじゃなく、自分ができる小さな関わり方から職場が少しずつ動く。その実感を求めている人に向いていると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
2人から100人でもできる! 15分でチームワークを高めるゲーム39
ブライアン・コール・ミラー、富樫奈美子

すべての組織は変えられる 好調な企業はなぜ「ヒト」に投資するのか PHPビジネス新書
麻野 耕司

マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力
テレサ・アマビール, スティーブン・クレイマー, 中竹竜二, and 樋口武志

ぷしゅ よなよなエールがお世話になります―くだらないけど面白い戦略で社員もファンもチームになった話
井手 直行

「空気」で人を動かす
横山信弘
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要