ヨムナビ
逆説の日本史8 中世混沌編/室町文化と一揆の謎 (小学館文庫)

逆説の日本史8 中世混沌編/室町文化と一揆の謎 (小学館文庫)

井沢元彦

小学館 / 2004-05-01

累計読者数7
平均ハイライト数 11.6件/人
推定読了時間 約5時間38分
star総合評価 49/100
bookmarkリファレンス型
check_circle推定完走率 22%

この本について

仕事でも人間関係でも、みんなで話し合って決めようと言いながら、結局どこにも着地しないまま時間だけが過ぎていくことってありますよね。自分もその空気にずっとモヤモヤしていて、「結局、原則ってどこにあるんだろう」と思うたびに、この本で描かれる中世の日本と重なる瞬間がありました。 『逆説の日本史8』は、延暦寺のような巨大勢力の振る舞いから、一揆や守護大名の争い、神仏習合のカオスまで、日本が「原則よりも話し合いの場の空気に流されやすい国だった」という視点を丁寧に示してくれます。特に「話し合い絶対主義がリーダーシップを嫌う」という指摘は、現代の会議室でもそのまま起きている感じがして、ちょっと背筋が伸びました。また、愛宕信仰や飯縄山の修験道など、宗教や文化が政治とどう絡んでいくのかを追うことで、「どうして日本では曖昧さが力を持つのか」という長年の疑問が少し輪郭を持ちます。 歴史の知識を増やすというより、今の自分の立ち位置を別角度から照らしてくれる本です。組織の空気に流されがちな人や、合意形成の難しさに疲れている人に刺さると思います。自分も読みながら、「どう動くかはさておき、まずは歴史の中にヒントが落ちていたんだな」と少し気が楽になりました。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

井沢元彦の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

下克上の世になぜ、日本歴史上有数の禅宗文化が花開いたか?日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史! 室町時代といえば足利尊氏が南北朝の混乱期を経て武家政権を確立した1336年から織田信長によって将軍足利義昭が追放された1573年までの間を指すが、本書は“天皇になろうとした将軍”足利義満の権勢の後、室町幕府の弱体化が進行する過程に焦点を絞り、来るべき群雄割拠の時代の予兆を詳述する。“無政府状態”と化した時代―下克上の世になぜ、宗教の力が全国に及び、日本歴史上有数の禅宗文化が花開いたか、その謎に迫る痛快日本史、必読の書。 目次 第1章 「懶惰(らんだ)の帝王」足利義政編-「無責任」将軍が招いた応仁の乱 第2章 日野富子と傀儡政権編-「半将軍」細川政元のクーデター 第3章 国一揆と一向一揆編-律令制度の崩壊と新しい土地システム 第4章 室町文化の光と影編-忘れられた日本文化のルーツ 年表 ※お使いの端末によっては、図の一部が読みづらい場合がございます。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要