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逆説の日本史12 近世暁光編/天下泰平と家康の謎 (小学館文庫)

逆説の日本史12 近世暁光編/天下泰平と家康の謎 (小学館文庫)

井沢元彦

小学館 / 2008-06-11

累計読者数7
平均ハイライト数 3.7件/人
推定読了時間 約4時間17分
star総合評価 53/100
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check_circle推定完走率 67%

この本について

仕事でも日常でも、「なんで自分はこんなに決めきれないんだろう」と感じるときがあります。頭ではわかっているつもりなのに、一歩が遅れる。あるいは、歴史上の人物みたいにスパッと決断できたら…なんて思う。でも、この本を読んでいると、そもそも“迷わないリーダー像”みたいなもの自体が思い込みだったのかもしれない、と思わされます。 読者の方の抜粋にもあるように、徳川家康は関ヶ原で勝ってから豊臣家を完全に倒すまで十五年もかけています。しかも五十九歳から七十四歳までという、現代以上に「いつどうなるかわからない」年齢での十五年です。こういう「時間のかけ方」を知ると、歴史の人物が果断な英雄に見えていたイメージがほぐれて、自分のペースの迷いや逡巡にも居場所ができるような感覚があります。 さらに、本書は家康の慎重さの裏側にある社会意識――たとえばケガレ観や差別の構造、戦の後始末にまつわる日本特有の感情――を丁寧に拾ってくれます。歴史の一場面を「合理的な結果」だけで片付けず、当時の空気や価値観の中で読み直すことで、物事が一直線には動かない理由が見えてきます。これが、現代の私たちが抱える“判断の遅さ”の正体にも少し重なるんですよね。 勢いで動けない自分に後ろめたさを感じている人や、「迷うことにも意味があるのか?」と考え始めている人に刺さる一冊だと思います。歴史を知るというより、自分の行動のスピードに対して小さな許しを持てるようになる本、という位置づけで読むとちょうどいいはずです。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

徳川家康「天下分け目の関ヶ原」!日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史! いまや押しも押されもせぬ国民的ベストセラーになった“逆説”シリーズ第12弾!題して「天下泰平と家康の謎」、歴史はいよいよ戦国から近世の世となる。天下分け目の関ヶ原の戦いに勝つことによって、家康は事実上天下を制した。しかし、その勝利はそれよりさかのぼること50日余り前に行われた軍議の席で決まっていたのだ。すなわち“会議に勝つこと”で、家康は勝利を手中にしていたのである。俗に“鳴かぬなら鳴くまで待とう”といわれた謀略の天才家康の真骨頂がここにある。 目次 第1章 序章としての関ヶ原編 第2章 泰平への長い道編 第3章 天下泰平の構築編 年表 ※お使いの端末によっては、図の一部が読みづらい場合がございます。
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