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天下統一 秀吉から家康へ (講談社現代新書)

天下統一 秀吉から家康へ (講談社現代新書)

黒嶋敏

講談社 / 2015-11-20

累計読者数3
平均ハイライト数 8件/人
推定読了時間 約3時間14分
star総合評価 57/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 89%

この本について

仕事でも日常でも、「どう動けば全体がスムーズに回るのか」が見えないまま判断を迫られることが多いと思います。正面から突破するのが正しいのか、あえて回り道をした方が効くのか。その線引きがいつも曖昧で、自分の判断に自信が持てない。そんなモヤモヤに近い感覚が、この本を読むと少し整理されました。 家康が島津や宗氏の“失点”をあえて赦し、即戦力として外交に活かしていくあたりは、敵味方の単純な色分けではなく、「状況の中で最も費用対効果の高い選択をする」というリアルな判断の積み重ねが見えてきます。また、将軍任官をめぐる流れも、歴史の必然というより、空きポストや前例の失敗など、制約と利害のなかで最適解を拾っていった結果として描かれていきます。外征に慎重だった理由も、大名たちの在国希望という国内事情が響いていたと知ると、意思決定がいかに環境に縛られるかを実感します。 派手な英雄像というより、「人も組織もこんなふうに動くよね」という等身大の視点が多いので、歴史を読むというより、意思決定の構造をのぞき込む感覚に近い本でした。全体を貫くのは、武威か仁政かといった単純なラベルでは語れない、状況ごとの使い分けの巧みさで、これは現代の私たちが抱える迷いにも通じています。 特に、周囲との関係調整に悩む人に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「天下統一」は、決してスムーズに進んだわけではありませんでした。秀吉も家康も武力はもちろんのこと、様々な手段を用いて自らが「天下人」であることをアピールしなければなりませんでした。その中でも二人がこだわったのが超大国明による承認でした。二人とも「日本国王」への冊封を望んだのです。 本書では、従来、国内の事情のみで語られがちであった「天下統一」という事態を、広くアジアに視点を広げて考えて行きます。
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