
超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか
リチャード ワイズマン and 木村 博江
文藝春秋 / 2012-02-10
累計読者数5
平均ハイライト数 36.2件/人
推定読了時間 約4時間35分
star総合評価 68/100
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この本について
日常で「あれ、自分の記憶ってこんなにあいまいだったっけ」とか、「なんで人は“それっぽい話”に弱いんだろう」と思うことがあって、ふと立ち止まる瞬間があると思います。僕も同じで、思い込みや“見たいものだけを見るクセ”に何度も足をすくわれてきました。 この本が面白いのは、超常現象を信じるか信じないか、という二択の話ではなくて、「そもそも脳ってどうやって世界をつくっているのか」を淡々と見せてくれるところです。たとえば、私たちが重要なもの以外を平気で見落とす仕組みや、曖昧な情報を勝手に意味づけしてしまう傾向、さらには自分の体の“境界”すら状況次第で揺らぐことまで、実験ベースで描かれています。占いがやけに刺さった気がする理由や、双子が“通じ合っているように見える”カラクリも、読んでみると妙に腹落ちします。 読み終わるころには、自分の感覚の頼りなさを悲観するというより、「じゃあどうやって誤解に振り回されずに生きるか」を考える視点が整っていく感じがあります。噂話に引っ張られやすい人や、自分の判断に自信が持てないときがある人には特にしっくりくると思います。 超常現象の本というより、人間の“思い込みメーカーとしての脳”を扱った実験記録として読むのがちょうどいい距離感です。
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出版社による紹介
よく当たる占い師、奇跡の導師、スプーン曲げ、予知夢、前世……摩訶不思議な現象に惹かれる人は後を絶ちません。しかし、人間心理にひそむ陥穽を研究してきたワイズマン博士は、これら超常現象がすべてインチキであることを実験で鮮やかに示してみせます。怪しげなオカルトが看破される痛快な1冊。
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