
タープ博士のトレード学校 ポジションサイジング入門
Pan Rolling Inc / 2010-01-01
この本について
トレードを続けていると、「結局、負けるのは相場じゃなくて自分の癖なんじゃないか…」みたいな気分になることがあります。仕掛けが悪いのか、資金管理なのか、それともメンタルなのか。原因がぼやけたまま改善のしようがなくて、気づけば同じミスを繰り返してしまう。僕もずっとこのループから抜けられませんでした。 この本が効いたのは、トレードを“技術の積み重ね”ではなく、“自分が信じていることとの向き合い方”として整理し直してくれた点です。例えば「あなたがトレードするのは市場ではなく、市場についてのあなたの信念」という指摘は、勝ち負けの前に“自分がどんな前提で相場を見ているか”を棚卸しする必要をはっきりさせてくれます。さらに、信念を100個書き出して問い直すワークは、感情で崩れがちな場面の原因を具体的に手繰れるようになりました。 もう一つ助かったのは、ポジションサイジングを“守り”ではなく“目標と現実をつなぐ実務”として扱っているところです。同じシステムでもサイズ次第で資産曲線が全く変わる話や、過ちのコストがどれだけ積み上がるかを具体的に示してくれることで、感覚任せのトレードを見直すきっかけになりました。 感情に左右されやすく、ルールを守ることに苦手意識がある人には特に刺さると思います。技術の話というより、自分とトレードの関係をいったん地面に下ろして組み立て直したい時にちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの39%が集中しています。
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