
規律とトレーダー ウィザードブックシリーズ
マーク・ダグラス and 関本博英
Pan Rolling Inc / 2007-01-01
この本について
トレードを続けていると、「なんで自分は同じ失敗を繰り返すんだろう」とか、「損切りすべきだと分かってるのに体が動かない」とか、そんな自分への苛立ちばかり増えていく時期がありますよね。チャートがどうこう以前に、心のほうが先に限界を迎えている感覚。僕自身、まさにこの壁にずっと頭をぶつけてきました。 『規律とトレーダー』が効いてくるのは、まさにこの“自分との摩擦”に向き合うタイミングです。マーケットが難しいのではなく、自分の心の優先順位がトレードを歪めていたり、損失を避けたい気持ちが逆に損失を招くという構造を、具体的な場面とともに示してくれます。例えば、希望的観測が出てきたらそれは「次の行動が見えなくなっているサインだから手仕舞い」といった、現場でそのまま使える視点の転換が多い。さらに、少額からゆっくり始めて、自分を信頼できる状態をつくる過程まで書かれているのが実践的で、読んで終わりになりにくい本です。 結局のところ、この本は「どうすればブレずに行動できるか」という一点に尽きます。マーケットはいつも正しい、だから見るべきは“自分の反応”のほうだという前提に立てるようになると、値動きの捉え方も、負けの受け入れ方も、かなり変わります。僕もここを理解してから、トレード後の振り返りの質がようやく上がりました。 自分の癖や恐怖心がトレードの足を引っ張っていると感じている人には、かなり刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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