
僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想
荻上チキ
累計読者数5
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star総合評価 45/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 19%
この本について
最近、社会の話題を見るたびに「結局どこから手をつければいいのか分からない」とか、「制度の問題なのか、個人の努力なのか、判断しきれないままモヤモヤする」という感覚、僕もよくあります。何となく“ダメ出し”だけが積み上がっていく感じで、肝心の視点がつかみにくいんですよね。 荻上チキさんのこの本は、そのモヤモヤをいきなり解消してくれるわけではないんですが、物ごとをどう整理して見るかの“足場”を丁寧につくってくれます。例えば、問題を「構造」「制度」「景気」のどこに位置づけて考えるのか、あるいは「予防」と「対処」をどう両立させるのか。ここが分かるだけで、ニュースの捉え方や議論の聞こえ方がだいぶ変わるはずです。また、「困ってる人」と「困ってない人」という分け方ではなく、「困っている人」と「いずれ困るかもしれない人」という捉え方が出てきますが、この視点があるだけで、再分配や社会保障の話が急に“自分事”として理解しやすくなるんですよね。 僕が読んで特に救われたのは、感情論と制度論がごちゃつきやすいテーマでも、どこにエビデンスがあり、どこが倫理の問題で、どこが仕組みの限界なのかを切り離して見ようとする姿勢でした。これが身につくと、社会に対して「怒る」か「諦める」かの二択から少しだけ解放されます。 社会の話題に疲れつつも、放っておけない人に刺さる本だと思います。僕もその一人でした。
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