
蜜の味
壇蜜
小学館 / 2024-05
累計読者数3
平均ハイライト数 3.3件/人
star総合評価 46/100
trending_up後半加速型
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この本について
人間関係って、相手に合わせすぎたり、逆に頼られすぎたりして、どこで力を抜けばいいのか分からなくなることがあります。私も「与えすぎてるのか、与えなさすぎなのか」がよく分からなくなるタイプで、そのバランスにずっとモヤモヤしていました。 壇蜜さんの『蜜の味』を読むと、そのモヤモヤに少し風が通ります。彼女は人間関係を「与える・与えられる」という行為の積み重ねとして、とても静かに語ります。お金という現実的な要素も含めて、与えられる幅が広がるほど関係の可能性も広がる、という視点が妙に腑に落ちるんです。また、相手に対して「頑張りすぎだよ、もう」と少しキレ気味にいたわるシーンがあって、完璧なやさしさじゃなくても関係はつくれるんだ、と気がゆるむ瞬間がありました。無理して整えようとしなくてもいいんだな、と。 さらに、身体や年齢の話をとても自然に扱っていて、そこに妙な正しさや教訓めいたものがなく、ただ「こういうこともあるよね」と言ってくれる感じがします。自分のコンプレックスを抱えたままでも、関係は続けられるし、楽しむ余地がある。そんなリアルさが心地よい本です。 自分の「与え方と受け取り方」に少しでも違和感を覚えている人には、特に刺さると思います。
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