
新しい仏教のこころ わたしの仏教概論 (講談社現代新書)
増谷文雄
講談社 / 1967-06-16
累計読者数4
平均ハイライト数 2件/人
推定読了時間 約1時間59分
star総合評価 28/100
boltライト読書型
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この本について
仕事でも人間関係でも、「自分をどう扱えばいいのか」がわからなくなる時がありますよね。経験や知識を積んでも、肝心なところで自分が抜け落ちてしまうというか、他人の言葉を借りてごまかしているような感覚が残る。僕もそういう時期が長くて、だからこそ、この本の抜粋に強く反応した読者の気持ちはよくわかります。 増谷文雄さんは、仏教を語りながら、実はずっと「自分を隠してきた」と正直に書いています。そのうえで、宗教というものは結局、自分を抜きにしては語れない、と腹をくくる。その告白が、この本を単なる思想史の解説ではなく、「迷っている個人がどう向き合うか」という実感のあるものにしていると感じました。出会いの瞬間に火花が散る、という言葉は、知識よりも“自分のまなざし”が問われているという話でもあります。 読んでいると、こちら側の姿勢も自然と問い直されます。他人の意見を並べて安心するクセとか、結論だけ欲しがる気持ちとか。そういうところに気づかされるのは、著者が学者でありながら、人との対話や手探りの体験を正面から書いているからだと思います。思想を語る場面で、最後に残るのはやっぱり「人と人の出会い」なのだという、ごく当たり前だけど忘れがちな視点に戻してくれる本です。 自分の考えを持ちたいけれど、何から手をつけていいか迷う人に刺さる一冊だと思います。
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出版社による紹介
宗教とは、つまるところ、出会いでなければならぬ。本書は、仏教研究50年の碩学が、おのれと仏との出会いをつつまず語りながら、ブッダについて、ブッダの教えについて、業について、禅について、念仏について、英知に満ちた珠玉の言葉で説き明かす。
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