
阿含経典1 (ちくま学芸文庫)
増谷文雄
累計読者数4
平均ハイライト数 7.5件/人
star総合評価 45/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 44%
この本について
仕事でも生活でも、目の前の出来事に振り回されて「いま自分が何に反応しているのか」が分からなくなる瞬間ってあります。外から来た“悪いもの”にやられている気がしてしまうけれど、あとから振り返ると、結局は自分の思い込みや焦りが勝手に膨らんでいただけだったりします。そんなとき、どう距離を取ればいいか分からず、ただ疲れていくばかりなんですよね。 『阿含経典1』は仏教の根本資料なので難しそうに見えますが、読んでみると「人の迷いって昔から変わらないんだな」と妙に落ち着きます。悪魔を“外の敵”ではなく“自分の中に生まれる迷妄”として説明する部分は、とくに刺さる人には深く刺さるはずです。外的要因に怒りを向けていた出来事が、実は自分の反応のパターンに過ぎなかったと気づくきっかけになるからです。 さらに、本の大部分は経典がどう連綿と受け継がれてきたか、誰が何を語り継いだかという「編集の現場」の話でもあります。長い時間をかけて守られてきた言葉には、変わらない核がある。その背景を知ることで、一つ一つの教えが急に現実味を帯びてくる感じがあります。たとえば、縁起の説明が淡々と並ぶくだりは、感情の波に飲まれそうな時、自分がどの段階でつまずいているのかを静かに見つめ直す助けになりました。 派手な答えはないけれど、思考のクセに振り回されやすい人にとっては、小さく効き続ける一冊です。こんな人に刺さると思います。自分の中の「反応の仕組み」を知りたい人。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
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