
実践するドラッカー 利益とは何か
佐藤 等 and 上田 惇生
ダイヤモンド社 / 2013-03-27
この本について
仕事をしていると、「数字は見ているはずなのに、どこか大事なものを見落としている気がする」「今やっている活動が本当に成果につながっているのか自信がない」みたいなモヤモヤがつきまといませんか。僕もずっとこの感覚から抜け出せずにいたのですが、『実践するドラッカー 利益とは何か』は、その霧を少しずつ晴らしてくれた一冊でした。 特に刺さったのは、利益を“目的”ではなく“未来のコストをまかなう手段”として捉える視点です。売上や黒字かどうかだけを追っていると、肝心の顧客が離れていくサインに気づけなくなる。でも本書は、顧客の心の内に向けた“外部の感覚器官”の必要性をくり返し説いていて、今までいかに数字だけで判断していたかを痛感しました。また、成果を出すためには活動を増やすだけでなく、やめる・減らすという判断も同じくらい重要だという点も現場感覚にフィットします。資源は有限で、焦点を絞らないと結局どれも中途半端になる。その当たり前を、ドラッカーの視点から丁寧に言語化してくれます。 この本は「顧客は誰で、価値は何か」というシンプルだけど逃げがちな問いに向き合いたい人に刺さると思います。僕自身、読む前よりも“どの活動が本当に価値につながるのか”を日常的に考えるようになり、数字の見え方も変わりました。経営に関わっている人だけでなく、事業やチームの方向性に迷いがある人にも quietly 効いてくる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの89%が集中しています。
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