
プレゼン思考
小西利行
かんき出版 / 2021-06
この本について
仕事でプレゼンに向き合うたびに、「結局、何をどう話せば伝わるんだろう」と手が止まることがあります。やる気がないわけじゃないのに、相手の反応が鈍いと、自分の思考そのものが間違ってるんじゃないかと不安になる。僕も同じで、資料づくりより“そもそも何を話すべきか”でつまずくタイプでした。 『プレゼン思考』が効いたのは、作り方よりも“見る順番”を変えてくれたところです。抜粋にもある「課題→未来→実現案」という流れは、一見当たり前に見えるけれど、実際の仕事では逆に組み立ててしまいがちです。まずアイデアを出してから正当化しようとするから、どこか無理が出る。この本は、最初に「本質課題をどう見つけるか」を丁寧に掘ってくれるので、話す内容が自然と一本にまとまっていきます。また、「相手が知りたいあなた」を出すという視点は、プレゼンを“自分の紹介の場”だと思いこんでいた僕にはかなり刺さりました。相手にとっての意味が明確になると、同じ自己紹介でも空気が変わります。 さらに印象的だったのは、「ワクワクする未来を妄想する」というパート。無理にかっこつけたビジョンではなく、自分も本当にそこに住みたいと思える未来を設定することで、提案全体に軸が生まれる感覚がありました。これは企画だけでなく、普段の説明や報告にも効きます。 プレゼンで“何を話すか”より“何を見て話すのか”で迷っている人に、ちょうどいい本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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