
ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる
ジム・コリンズ, ビル・ラジアー, and 土方 奈美
日経BPマーケティング (発売) / 202108
この本について
チームづくりで迷いが出るときって、「この人に任せていいのか」「もっといいやり方があるのに言い出せない」といった、小さな引っかかりが積み重なっていく感じがあります。しかも厄介なのは、その違和感が長く放置されるほど、組織全体のペースまで落ちていくことなんですよね。僕自身、このあたりの判断を先延ばしにして後でしんどくなることが何度もありました。 『ビジョナリー・カンパニーZERO』が効いたのは、このモヤモヤを「気合で解決する話」ではなく、構造としてどう扱うかを示してくれたところです。特に、正しい人が正しい席に座っているかを見直す視点や、バリューを守らない人をそのままにしない覚悟、そして信頼に賭けることでしか生まれないアップサイドの話は、自分の現場でもすぐに考え直さざるを得ませんでした。「厳格であれ、非情になるな」という言い回しも、ただ厳しくするのとはまったく別物で、どう向き合えば健全な組織になるのかが腹落ちします。 事業のアイデアよりも人の方が重要だ、という考え方は、一見きれいごとに聞こえるかもしれません。でも、間違ったアイデアを最高の人材が磨き上げるケースがあるという具体例を読むと、現実に戻ってきて「やっぱり人だよな」と思わされます。成長しつづけるリーダー像を提示されることで、自分もバージョンアップせざるを得ない感覚がありました。 組織で「人」に関する判断に迷いやすい人ほど刺さる本だと思います。
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ハイライト密度
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