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ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」 (日本経済新聞出版)

ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」 (日本経済新聞出版)

平井一夫

日経BP / 2021-07-14

累計読者数92
平均ハイライト数 103件/人
推定読了時間 約3時間46分
star総合評価 84/100
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この本について

最近、チームを動かさなきゃいけないのに、こちらの意図がまったく伝わらないことが続いていて、「自分は本当にリーダーとして選ばれる存在なんだろうか」と不安になることがあります。相手の悩みを聞くことはできても、方向性を言葉にする場面になると急に手が止まる。一般論でごまかしたくないのに、実際にはそうなってしまう。そんなときに思い出したのが、平井一夫さんの『ソニー再生』でした。 この本は「強い言葉でメッセージを発するリーダー論」ではなく、むしろ逆で、迷いながらも責任を引き受けていくプロセスが淡々と描かれています。社員の悩みを聞きつつも、結局はリーダー自身の口で方向性を決めないと何も始まらないこと。異見を拾い上げながらも、最後は自分が責任を持つと決めて期限を区切り、情報を更新し続けること。その地道さが、抜粋された言葉の中から何度も浮かび上がってきます。 読んでいて特に刺さったのは、「面を取りにいく」という発想でした。単発の成果ではなく、組織としてどんな世界観を表現するのかを繰り返し言葉にしていく姿勢は、私みたいにすぐ目の前のタスクに飲まれてしまうタイプには救いになります。完璧を求めすぎて身動きが取れなくなっているときに、三カ月で一度検討する、といった“動ける単位”に落とし込む考え方も現実的でありがたいところでした。 「自己流でなんとかしてきたけれど、そろそろ一段上の伝え方や決め方が必要になってきた人」に特に刺さると思います。リーダー像を押しつけない本なので、迷いを抱えたまま読んで大丈夫でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ソニー元経営トップによる初めての著書! 異端のキャリアから生まれた経営哲学を語る! かつて世界にその名をとどろかせたソニーは、未曽有の危機に見舞われていた――。 2012年3月期、5000億円を超える大赤字の中でソニー社長の重責を引き受けた著者は、 なにから手をつけ、復活を果たしたのか。 本書では、ソニー再生という難題に挑んだ「異端社長」の知られざる歩みを振り返る。 キャリアの始まりはCBS・ソニーでの音楽事業。 バラバラだったソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)・アメリカを改革し、 次にプレイステーション3の販売不振に悩むSCEを立て直す。 そしてソニー社長となり、巨額赤字に苦しんだ名門企業を再生。 3度のターンアラウンドに成功した「変革のプロフェッショナル」は、 異端ともいえるそのキャリアで何を身につけたのか。 「異見を取り入れろ」 「リーダーはEQが高くあれ」 「痛みを伴う改革は先送りせずやり遂げる」 「社長は自社商品の一番のファンでなければならない」…… いまの時代だからこそ求められる経営哲学を自ら語る。 【本書の構成】 プロローグ 約束 第1章 異邦人 第2章 プレイステーションとの出会い 第3章「ソニーを潰す気か! 」 第4章 嵐の中で 第5章 痛みを伴う改革 第6章 新たな息吹 エピローグ 卒業
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