
ベンチャー・キャピタリスト 世界を動かす最強の「キングメーカー」たち (NewsPicksパブリッシング)
後藤直義, フィル・ウィックハム, and SOZO VENTURES
ニューズピックス / 2022-03-11
この本について
スタートアップまわりの話って、どうしても「運か実力か」「何を優先すべきか」でぐるぐるしませんか。自分がいま見ている課題が本当に核心なのか、そもそも正しい方向を向けているのか……私もよく迷います。この本を読んだのは、そういう霧がかった感じを少しでもほぐしたかったからでした。 読んでみて強く残ったのは、成功している創業者や企業に“再現性の種”がちゃんとあるという視点でした。誠実さのように一見ふわっとして見える部分も、実際は「誰も見ていないところで正しい行動が取れるか」という、すごく具体的な判断軸として語られている。さらに「80%の5乗」の話に触れると、なぜ小さなほころびを放置すると一気に破綻するのか、頭ではなく身体感覚として理解できました。やみくもに頑張るより、どこを押さえるとリスクが下がるのかを数字で示してくれるのがありがたかったです。 もう一つ面白かったのは、スラックやズームのような“当たり前になったサービス”が、どんな小さなシグナルを拾って成長線に乗ったのかが、具体的なデータとともに見えるところです。社外ゲストの流入や、異常値のユーザー行動といった細部を追うことで、事業の「芽」がどこにあるかを探す視点が鍛えられる感覚がありました。 プロダクトづくりや投資に関わっている人だけでなく、「自分のやっていることが本当に前へ進んでいるのか確かめたい人」に刺さる一冊です。私も迷いながら働く一人として、読み終えて少しだけ視界がクリアになりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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