
はじめての「禅問答」~自分を打ち破るために読め!~ (光文社新書)
山田 史生
累計読者数3
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star総合評価 48/100
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この本について
最近、「今の自分の考え方のままでいいのか?」と立ち止まってしまうことがよくあります。知識を増やしても混乱したり、努力しているはずなのに空回りしたり。そんなときに読んでスッと肩の力が抜けたのが『はじめての禅問答』でした。 この本がおもしろいのは、答えを“教えてくれない”ところです。師匠たちは弟子の前提を揺さぶり、こだわりに気づかせ、結局は「自分でどうするか」を考えざるをえない状況に追い込む。読んでいるこちらも、知らないうちに同じ揺さぶりを食らいます。たとえば「金があってもなくても、こだわるなら同じこと」という話は、日常の判断にもそのまま刺さりましたし、「せっかく月がきれいなら、月を見たら?」という南泉の言葉は、目的ばかり追いかけて疲れている自分に直球で届きました。 そしてもう一つ効いたのは、「いま・ここ」を生きるという話が抽象論ではなく、生活の匂いのする実例で語られるところです。坐禅にこだわりすぎるのもズレるし、悟りをゴールにすると途端にすべてが手段になってしまう。その“ズレ”に気づいたとき、ちょっと視界が広がる感じがしました。 自分の思考のクセに風を入れたい人、頑張りすぎて感覚が固くなっている人には、とくにしっくりくる一冊だと思います。
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