
決定版 失敗学の法則
畑村 洋太郎
文藝春秋 / 2005-06-10
この本について
仕事でも日常でも、同じような失敗をまた繰り返してしまう時ってありますよね。自分なりに気をつけているつもりなのに、また似たパターンに戻ってしまう。あれって何なんだろう…とモヤモヤしている人は多いと思います。僕もその一人でした。 この本が効くのは、「失敗の見え方」をガラッと変えてくれるところです。著者は、失敗をただの原因と結果で捉えるんじゃなくて、《要因》《からくり》《結果》の三つに分けて構造として見ることを強調します。これが意外と腑に落ちて、なぜ似たようなミスが続くのかが立体的に見えてくるんです。目の前のミスだけを反省するんじゃなく、背後にある習慣や環境まで逆算していくことで、ようやく「次は変わる」ラインに乗れる感覚がありました。 もう一つよかったのは、小さな「ヒヤリ」を見逃さない姿勢の部分です。大ごとになる前の微細な違和感を拾えるかどうかで、仕事のストレスも事故もだいぶ変わるんですよね。これは精神論じゃなくて、日常の観察方法を少し変えるだけで誰でも実践できます。 同じ失敗に悩んでいて、「自分の注意力の問題なのかな…」と抱え込みがちな人ほど、救われる視点があると思います。失敗を避けるための気合や努力ではなく、構造を見抜くための考え方がほしい人に向いています。
読書インサイト
ハイライト密度
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