
心理学的経営 個をあるがままに生かす
大沢 武志
この本について
仕事って、やるべきことは山ほどあるのに「自分の役割がよく分からない」「成果がどこに繋がっているのか見えない」と感じる瞬間、ありますよね。私も同じで、忙しいわりに満たされない日が続くとき、この本に出会いました。 『心理学的経営』が面白いのは、モチベーションを「根性論」でも「理想のリーダー像」でも語らず、実際の人間の行動や心理に沿って説明してくれるところです。たとえば、自分の仕事が一貫したまとまりを持っているほど動機づけが高まる、という話。単なる作業のパーツになるとしんどいのに、最初から最後まで関われると急に “自分の仕事” になる感じ、すごく分かると思います。また、目標は「背伸びすれば届きそう」くらいが一番エネルギーが出るという指摘も、現場の経験に妙に重なります。無茶でも簡単でもなく、ちょうどいい負荷って確かに存在するんですよね。 さらに効いたのは、内的動機づけをつくる三条件として「自己有能感」「自己決定性」「社会的承認」を挙げている部分。スキルや性格よりも、働く環境の設計でこの三つを満たせるかどうかが大きいと示されていて、自分の疲れがどこから来ていたのか少し整理できました。 マネジメント本としても読めますが、実は「自分の働き方の違和感を言語化したい人」にこそ刺さる本です。仕事がただのタスクの積み重ねに見えてしまうとき、一度立ち止まるきっかけになると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
読書の順序
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