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麻雀放浪記(一) 青春編 (角川文庫)

麻雀放浪記(一) 青春編 (角川文庫)

阿佐田 哲也

文藝春秋 / 2007-10-10

累計読者数5
平均ハイライト数 12.6件/人
推定読了時間 約4時間38分
star総合評価 51/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 30%

この本について

最近、自分の立場や関係性がよくわからなくなることがありませんか。仕事でも人間関係でも、「対等でいたいのに、実際はそうじゃないんだよな…」とか、「安全に生きようとすると、逆に何も掴めていない気がする」とか。私もよくそこで足が止まります。 『麻雀放浪記 青春編』を読んでいて強く感じたのは、登場人物たちがいつも“生きる手触り”を失わずにいることでした。彼らはツキにも負けるし、人間関係に翻弄もされる。だけど、その中で自分の判断基準を持とうと足掻いている。たとえば「セオリーを作れば、それに賭けられる。負けてもあきらめがつく」という一節は、仕事で選択に迷ったときに妙に腹に落ちました。また、「自分だけが気づいて他が盲目なんてことは滅多にない」という言葉は、自信と慢心の境目でふらつくときに思い出します。 そしてこの本が効くのは、勝負ごとがテーマだからではなく、立場が逆転したり、人が弱さを見せたりする瞬間があまりにも生々しく描かれているからです。安全なルートを歩こうとするほど、感覚が鈍っていく――そんな怖さも、優しさも、ここにはある。読みながら、自分の“流儀”をどう作るかを考えざるを得ませんでした。 特に、対人関係で「相棒って何なんだろう」と悩んでいる人には刺さると思います。自分を守りつつ、人と関わりつつ、それでもぶれない軸を探している人へ。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

純文学作家「色川武大」=阿佐田哲也が戦後の焼け野原を舞台に描く、本邦ギャンブル小説の最高峰! 終戦直後、焼け野原の上野のドヤ街で「ドサ健」と出会い、一気に博打にのめりこんだ主人公の「坊や哲」。 チンチロリンや麻雀の技、いかさまの腕を磨いた哲が「出目徳」や「女衒の達」「上州虎」ら仕事師と渡り合い、生き残りをかけて激闘する阿佐田哲也のピカレスクロマンの最高傑作! 解説・先崎学
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