
苫米地流「超」記憶法
苫米地英人
この本について
仕事や勉強で「覚えなきゃ」と思うほど頭が重くなる時ってありますよね。自分もよくあります。覚える気はあるのに入ってこない。むしろ、同じところでつまずいて余計に苦手意識が育ってしまう、あの感じです。 この本を読んで少し救われたのは、脳のクセに寄り添えば記憶はもっとラクになる、という視点でした。例えば、脳は「知っているもの」をわざわざ覚えようとしないという話。じゃあどうすればいいかというと、「これは知らない」と脳に思わせる状況を作る。予測して、わざと外して、脳に軽くショックを与えると記憶が定着しやすい、というのは実際に試すとわかりやすかったです。それから、思い出す場面を意識的にずらすだけで記憶の回りが変わるという話も、仕事の確認作業にそのまま使えました。普段と違う机、違う時間帯、メモを持つ手を変えるだけでも思い出しやすさがぜんぜん違います。 個人的にいちばん刺さったのは、過去の記憶に縛られないというところでした。昔の失敗を「関係性の維持」のために持ち続けると、新しい刺激が入ってこない。でも、失敗を“材料”にして新しい認識を作ると、ただの反省よりも前に進める。仕事の振り返りで必要以上に落ち込まなくなったのは、この考え方を知ってからです。 暗記が苦手というより、「覚えるモードに入れない」人にこそ刺さる本だと思います。記憶術というより、脳の扱い方の再訓練に近い感覚でした。こういう現実味のあるアプローチが欲しい人にはちょうどいい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
読書の順序
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