
この本について
最近、気づけば「うまくいかない理由探し」に頭が占領されてしまうことが多いです。やめたいのに、過去の選択を引っぱり出しては反省という名の自己攻撃をしたり、明日の心配ばかりして今日に集中できなかったり。便利さや効率に振り回されているのに、それを手放す勇気も出ない。そんな堂々巡りに疲れたときに、この本が静かに効いてきました。 ひろさちやさんの語り口は、いわゆる前向きな言葉で背中を押すというものではなく、自分の「もがき方」を少し横から照らしてくれるような感じです。たとえば、文明の快適さにしがみついてしまう私たちの姿を、笑うでも責めるでもなく、ただ「そういうものだよね」と扱ってくれるところに、まず肩の力が抜けました。過去の出来事は消せないけれど、その過去がこれからを助けてくれる形に変わることもあるという視点も、妙にリアルでした。さらに、明日を思い悩むより「今日は今日を生きる」ほうが誠実だという仏教的な感覚が、今の生活にそのまま置き換えられるのがいいところです。 派手な救いではないけれど、自分の生活の癖や思い込みをやわらかく調整してくれる本です。がんばるのをやめたいのに、やめ方が分からない人に特に刺さると思います。
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要








