
自分であり続けるために 流されず、いまを生き切る50のメッセージ
田坂 広志
累計読者数3
平均ハイライト数 21件/人
star総合評価 54/100
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この本について
人と接しているとき、なぜか特定の相手にだけ強くモヤっとしたり、自分でも理由がわからない焦りがわいたりしませんか。やらなきゃいけないことは分かっているのに、心がざわついて前に進めない。自分でも持て余すこの感情に、どう向き合えばいいのか分からなくなることがあります。 田坂広志さんの『自分であり続けるために』は、そのざわつきを無理に押し込めるのではなく、「その裏にある本当の気持ち」を静かに見せてくれる本でした。たとえば、嫌悪感の正体が実は自分への失望だったり、意欲にも欠乏から生まれるものと感謝から生まれるものがあったり。どれも聞けば当たり前なのに、日々の忙しさでつい見落としていた視点ばかりで、読んでいて心がゆっくり落ち着いていきます。また、「この一瞬を残そうとするあまり、心に残すことを忘れてしまう」という話は、つい結果ばかり追ってしまう自分を思い出させてくれました。 大きな変化を起こすのは特別な人ではなく、小さな揺らぎを起こす一人の行動かもしれない。この視点も、焦りがちな日常の呼吸を少し整えてくれます。派手な励ましはありませんが、読むと「今日をちゃんと生きてみるか」という気持ちが自然と湧いてくる一冊です。 自分の感情の正体が分からずに疲れてしまう人、あるいは人間関係で立ち止まりがちな人に、そっと効くと思います。
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