ヨムナビ
フリーランチの時代

フリーランチの時代

小川一水

早川書房 / 2008-07

累計読者数3
平均ハイライト数 21.7件/人
推定読了時間 約6時間19分
star総合評価 60/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 37%

この本について

最近、自分がどれくらい「変化に耐えられる人間なのか」がよく分からなくなることがあります。技術は加速するし、仕事も社会も気づけば別物みたいになっているのに、自分のアップデートは追いついているのか。そんな焦りのようなものを抱えたまま日々が進んでいく感じ、けっこうあると思います。 『フリーランチの時代』が面白いのは、圧倒的に未来の話をしているようでいて、そこで揺れるのは今の私たちとよく似た迷いだというところです。たとえば、人が老いる速度より医学が速くなる世界で、何を大事にして生きていくのかとか。どれだけ体が拡張されても、結局「意識とは何か」をめぐって悩みが残ることとか。さらには、自分の弱さに折り合いをつけつつ「もう少しタフでいたい」と願う主人公の心の揺れが、妙に現実と地続きなんです。壮大な宇宙船の描写や、記録媒体がアルミの球だった時代をめぐる語りも、結局は「人は何を残そうとしてきたのか」という問いにつながっていて、読むたびに視点が少しだけズレる感覚があります。 物語としてのボリュームもありますが、刺さる人には生活や働き方の見え方が静かに変わる本です。未来の話を通して、いまの自分の輪郭を確かめたい人に向いていると思います。

analytics

読書インサイト

ハイライト密度

開始終了

多くの読者は1に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。

読書の順序

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

小川一水の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「私は人類をたいらげたい」―火星やまと基地の隊員4名が体験した、あまりにもあっけないファーストコンタクトを描く表題作、太陽系開拓時代に孤独な宇宙船を駆るニートの日常「Slowlife in Starship」、いつのまにか不老不死を獲得してしまった人類の戸惑い「千歳の坂も」、そして傑作長篇『時砂の王』に秘められた熾烈な闘いを描くスピンオフまで、心優しき人間たちのさまざまな“幼年期の終り”を描く全5篇収録。

目次

フリーランチの時代 Live me me Slowlife in starship 千歳の坂も アルワラの潮の音
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要