
NSA 上 (ハヤカワ文庫SF)
アンドレアス エシュバッハ、赤坂 桃子
早川書房 / 2022-01-06
累計読者数3
平均ハイライト数 32.7件/人
推定読了時間 約5時間54分
star総合評価 70/100
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この本について
日々の判断が合っているのか、自分の選んだ行動がどこに連れていくのか。仕事でも生活でも、ふとそんな不安が湧くことがあります。情報はあふれているのに、核心だけはつかめない感じです。 『NSA 上』を読んでいて感じたのは、「見えている事実」と「本当に起きていること」のズレが、どれだけ人を追い込むかということでした。膨大なデータを扱う側の限界、匿名のフォーラムに人が集まる理由、そして自分の判断を信じきれないプログラマーの揺らぎ。どれも遠い歴史の話に見えて、実は日常の迷いに重なります。監視社会とか大きいテーマよりも、むしろ個々の人物が抱える小さな確信と疑念が刺さる作品でした。 読みながら、情報の扱い方や他人との距離感を少しだけ現実的に見直せるようになります。すべてを把握することは誰にもできないし、それでも決断しなきゃいけない場面は来る。そのとき、自分が何を基準にするのかを静かに考えさせられます。 「情報の重さに疲れている人」に特に刺さると思います。
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出版社による紹介
携帯電話とインターネットが発展したナチスドイツ。第二次大戦が始まり、国家保安局NSAはデータをすべて監視していたが……!
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