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なぜ日本企業では情報共有が進まないのか―ナレッジ・マネジャー7つの心得

なぜ日本企業では情報共有が進まないのか―ナレッジ・マネジャー7つの心得

田坂 広志

東洋経済新報社 / 199902

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この本について

仕事で情報共有がうまく回らないとき、「仕組みの問題なのか、文化の問題なのか、そもそも人の相性なのか」と分からなくなることがあります。自分もチーム内で情報が途中で詰まったり、人によって認識がズレたりするたびに、原因が見えずにモヤモヤしていました。 この本が面白いのは、情報共有を“技術の話”だけで片付けないところです。システムを入れれば解決するわけでもなく、逆に「パソコンで代替できる仕事ばかりしていないか」と問いを返してくる。さらに、人の誤解や距離感が情報の流れを止めていることにも踏み込んでいて、相互理解は強制ではなく「自分を自然に出せる場」から生まれると語っています。情報が失われるポイントをどう補うのか、業務プロセスそのものをどう組み直すのか、といった現場レベルの視点も具体的です。 読んでいて、情報共有って“仕組みか文化か”みたいな二択ではなく、四つの課題が同時に絡む総合戦みたいなものなんだな、と腹に落ちました。何か一つだけ頑張っても前に進まない理由がようやく言語化された感じがあります。 チームの情報がなぜか滞る理由を、技術・人間関係・仕事の設計の三方向から見直したい人に向いている本です。

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