
京都府立医大のがん「温熱・免疫療法」
吉川 敏一
PHP研究所 / 2014-06-13
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star総合評価 62/100
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この本について
治療の選択肢が多すぎて、何が正しいのか分からないまま時間だけが過ぎていく感覚ってありますよね。標準治療を受けていても、「これで十分なのか」「他にできることはあるのか」と揺れ続けるあの落ち着かなさ。医療の話は専門用語が多く、結局どこが大事なのか掴めないまま終わってしまうことも多いと思います。 この本が面白かったのは、免疫の働きが抽象論ではなく、具体的にどう治療そのものに関わっているのかが丁寧に説明されているところでした。たとえば、放射線が効くかどうかも免疫細胞の状態に左右されることや、がん細胞が免疫のブレーキ役を悪用している仕組みなど、読者の抜粋にもある部分は「なるほど、だから治療効果に差が出るのか」と腑に落ちるシーンが多いです。また、温熱療法や免疫療法を神格化せず、標準治療の土台にどう組み合わせると筋が通るのかを現実的に語っているのも読みやすいポイントでした。 もちろん、個々の治療は医師と相談するのが大前提ですが、「治療の選択肢を理解したいけど断片的な情報に振り回されがち」という人には、判断の土台を整える一冊になると思います。自分の不安を少し整理したい、そんな時に静かに寄り添ってくれる本です。
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