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リンパの科学 第二の体液循環系のふしぎ (ブルーバックス)

リンパの科学 第二の体液循環系のふしぎ (ブルーバックス)

加藤征治

講談社 / 2013-06-20

累計読者数5
平均ハイライト数 67.8件/人
推定読了時間 約5時間19分
star総合評価 79/100
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この本について

体の不調が出たとき、原因が分かったようで分からないまま過ぎていくことが多いですよね。むくみやだるさ、炎症が長引く感じも、生活習慣だけでは説明しきれないところがあって、どこから手をつければいいのか迷うまま放置してしまう。自分もずっとそんなタイプでした。 この本は、その曖昧な「よく分からない不調」を、リンパという視点でつなげてくれる一冊です。特に刺さったのは、リンパが血液より粘性が低く、一方向にのみ流れる構造をしているからこそ、ちょっとした炎症や傷で詰まりやすいという説明でした。腕や脚の虫刺されを放置しない理由が、単なる予防ではなく浮腫や炎症の連鎖を断つためだと分かると、日々の判断が少し変わります。また、横隔膜のリンパ管が腹水や免疫担当細胞を処理しているという部分は、内臓の不調と免疫のつながりを実感しやすくしてくれました。がん細胞がどうやってリンパ管に入り込むかの記述も、怖さよりも「体の中で何が起きているのか」を立体的に理解できる感じがあります。 派手さはないけれど、体の仕組みを事実ベースで知りたい人にはちょうどいい距離感の本です。特に、日々なんとなく続く不調に理由を求めたい人に刺さると思います。リンパという言葉のイメージがふわっとしていた自分には、ようやく地に足がつく感覚をくれました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

躍動する奔流=血液の氾濫を再吸収し、体内の水分を有効活用するために誕生したリンパ。心臓のようなポンプは存在しないのに、なぜ流れるのか? からだのすみずみに分け入った支流は、どこを流れるのか? 血管とともに、生命の維持・進化に重要な役割を果たす“第二の体液”は、あなどれない病気である「むくみ」や、がんの転移にも大きく関わっている。精緻な解剖学の成果が描き出す、リンパのすべて。(ブルーバックス・2013年6月刊)
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