
世界一幸福な国デンマークの暮らし方 (PHP新書)
千葉 忠夫
PHP研究所 / 2009-08-17
累計読者数5
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推定読了時間 約2時間19分
star総合評価 40/100
start序盤集中型
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この本について
仕事のことも進路のことも、どう選べばよかったのか後になってモヤモヤすることってありますよね。早く大人にならなきゃと思う一方で、「そもそも大人って何だろう」と立ち止まりたくなる瞬間がある。僕もずっとその往復で、答えらしい答えをつかめずにきました。 この本を読んで印象的だったのは、デンマークでは“急いで決めない”ことが当たり前になっている点でした。進路を選ぶ前に数年働いたり旅をしたり、いくつか失敗も含めて経験してから教育の世界に入る。結果として、教師の平均年齢が二十代後半で、子どもに向き合う前にまず自分が大人になっている。その丁寧さは、日本で育った自分には少し眩しく見えました。また、「個人を大切にすることが社会全体を大切にすることにつながる」という考え方が貧困率の低さや暮らしやすさに結びついているという話も、生活の感覚として腹に落ちました。 特別な理想を語っているわけではなく、働ける人はちゃんと働き、働けない人は社会がきちんと支える。その上で、自分の生活を自分で運転していく感覚を早めに身につける。そんな“自然体の幸福”が描かれていて、自分の暮らしの見え方が少しやわらかくなります。 進路や働き方に迷っている人、あるいは「幸せって何だっけ」と立ち止まりたくなっている人には、静かに効く一冊だと思います。
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