
教養主義の没落 変わりゆくエリート学生文化 (中公新書)
竹内洋
累計読者数22
平均ハイライト数 27.3件/人
推定読了時間 約5時間50分
star総合評価 75/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 57%
この本について
仕事でも日常でも、自分が何を拠り所にして動いているのか分からなくなる時があります。学んできたことが実務で役に立っている実感が薄くて、「そもそも教養って何なんだろう」とふと立ち止まるあの感覚。僕自身、このモヤモヤをずっと引きずってきました。 『教養主義の没落』を読むと、今の自分の違和感が“個人の問題”ではなく、時代の積み重ねの中で生まれたものだと静かに整理されていきます。たとえば、大卒が専門知を持たないまま大量採用されはじめた70年代以降、教養が「荷物」と感じられた空気がどう生まれたのか。あるいは、文化が「適応・超越・自省」という三つの働きを持つという視点が、自分の学びの使い道を少し広げてくれるところ。どれも机上の話ではなく、自分の働き方の癖や、つい比べてしまう“学歴コンプレックスの名残”にまでつながってきます。 教養が偉さの象徴として振る舞った時代が確かにあり、その影がいまも生きている。その流れを知ると、背負わなくていい劣等感をそっと下ろせたり、逆に「自省」という機能だけはまだ使えるかもしれない、と思えたりします。学びとの距離感に悩んでいる人にほど刺さる本だと思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
一九七〇年前後まで、教養主義はキャンパスの規範文化であった。それは、そのまま社会人になったあとまで、常識としてゆきわたっていた。人格形成や社会改良のための読書による教養主義は、なぜ学生たちを魅了したのだろうか。本書は、大正時代の旧制高校を発祥地として、その後の半世紀間、日本の大学に君臨した教養主義と教養主義者の輝ける実態と、その後の没落過程に光を当てる試みである。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要





