
シュメル―人類最古の文明 (中公新書)
小林登志子
中央公論新社 / 2005-10
累計読者数3
平均ハイライト数 54件/人
推定読了時間 約6時間
star総合評価 56/100
start序盤集中型
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この本について
仕事でも日常でも、自分の判断が「どこから来た価値観なのか」よく分からなくなることがあります。正しさを求めたいのに、今いる社会のルールも絶対じゃない気がして、ふと立ち止まってしまう瞬間。そんなときに、思い切って人類の“最古”の価値観をのぞいてみると、いまの自分の立ち位置が少しだけクリアになったりします。 『シュメル―人類最古の文明』は、神殿が都市の「真の王」だったり、王と女神官の聖婚儀礼で秩序を回復しようとしたり、石もない土地でどうにか文明を形づくったりと、人間が社会を回すために編み出した仕組みがとても生々しく描かれています。ここまで時代が離れているのに、悩み方や工夫の仕方には驚くほど連続性があって、自分たちの常識も“たまたま”の積み重ねなんだと気づかされます。 さらに、文字の誕生や法典づくり、大洪水の伝承など、現代にもつながる物事がどう始まったのかを追うことで、今抱えているモヤモヤが「人類の歴史の中の一部」に置き直される感覚があります。問題は大きくても、どう扱うかはもっと自由でいいのかもしれない、と思わせてくれる本です。 歴史そのものより、「人間の考え方の源流」を知りたい人に刺さる一冊です。
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出版社による紹介
五千年前のイラクの地で、当時すでに文字やハンコ、学校、法律などを創り出していた民族がいる。それが、今までほとんどその実像が明らかにされてこなかったシュメル民族である。本書は、シュメル文明の遺物を一つ一つ紹介しながら、その歴史や文化を丹念に解説するものである。人類最古の文明にして現代社会の礎を築いた彼らの知られざる素顔とは―。多様かつ膨大な記録から、シュメルの人々の息づかいを今に伝える。
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