
無人島、研究と冒険、半分半分。
川上和人
累計読者数4
平均ハイライト数 5.3件/人
star総合評価 29/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%
この本について
仕事でも日常でも、自分の判断がこれで本当にいいのか迷う時ってありますよね。危険を避けたい気持ちと、でも一歩踏み出したい気持ちが入り混じるあの感じ。私も同じで、つい「様子見」で時間だけ過ぎていくことがあります。 この本は、そんな迷いに対して正面から答えをくれるタイプではありません。でも、南硫黄島という“手つかずすぎる場所”に向き合う著者たちの姿を見ていると、視点が少しずつ変わってきます。たとえば、テントを張る場所ひとつ決めるのにも、石の角の丸さから「どれくらい安全か」を読み取る。そんな具体的な観察の積み重ねが、未知との距離の取り方を教えてくれるんです。 もう一つ印象的なのは、茶柱の話。運を待つか、つくりにいくか。くだけた語り口なのに、こちらの背中をそっと押してくる感じがあって、私も読んでいて思わず笑いながら考え込んでしまいました。冒険と研究が半分ずつという本の姿勢そのままに、勇気と慎重さのバランスをどう取るかが自然と見えてきます。 「知らない世界に足を踏み入れたいけれど、怖さもある」という人には特に刺さる一冊だと思います。南硫黄島の圧倒的な自然をめぐる記録なのに、読み終わる頃には、日常の小さな選択にも効いてくる不思議な本です。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの76%が集中しています。
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出版社による紹介
本州から南千二百キロの絶海の孤島・南硫黄島。鳥類学者が原生の奇跡の島で進化や生態研究に全力で挑む姿を描く冒険エッセイ。
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