
付加価値のつくりかた 一番大切なのに誰も教えてくれなかった仕事の本質
田尻望
中央経済社 / 2022-02-16
この本について
仕事の成果を出したいのに、日々のタスクに追われているだけで、本当に意味のあることができているのか分からなくなる時があります。お客様のために動いているつもりでも、「これって価値になっているのかな」と立ち止まる瞬間、ありますよね。僕も同じで、営業でもバックオフィスでも、結局どこに時間を使うべきなのか迷い続けていました。 『付加価値のつくりかた』が効いたのは、その迷いを“具体的な判断基準”に変えてくれたところです。特に「その仕事はお客様の意思決定に影響しているか」「使われるか」「役に立つか」という三つの問いは、思い込みで頑張るのをやめて、やるべき仕事だけを残すための軸になります。また、Ⅹ社の事例にあるように、自社が本当に提供している価値を見誤ると、努力が全部空回りすることにも気づかされました。印刷技術ではなく“要望を叶えること”が価値だと気づいた瞬間、思い切って外注して利益が上がった話は、自分の働き方を見直すきっかけになります。 さらに、営業の場面でも「だから何?」の先にある“お客様に起こる変化”を示すことが本質だと繰り返し語られます。売る側の成功ではなく、お客様が成功できる情報を届ける姿勢が結果的に信頼につながる。これは職種を問わず、日々のコミュニケーションでも効く視点でした。 自分の仕事の価値が見えにくくなっている人や、頑張っているのに報われない感じが続いている人には、特に刺さる本だと思います。
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