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三日間の幸福 (メディアワークス文庫)

三日間の幸福 (メディアワークス文庫)

三秋 縋

KADOKAWA / 2013-12-25

累計読者数12
平均ハイライト数 8.3件/人
推定読了時間 約3時間20分
star総合評価 58/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 54%

この本について

最近、毎日が同じことの繰り返しで、気付けば一週間が一瞬で過ぎていた…みたいな感覚になることが増えました。忙しいとか怠けているとかとは別に、「自分の時間をちゃんと生きてる実感が薄い」あの感じです。そんなときに思い出したのが『三日間の幸福』でした。死を前提にした物語ではあるんですが、そこで描かれるのはむしろ、生きている側の私たちが見えづらくしているものです。 この本が効いてくるのは、まず「毎日が淡々と過ぎる理由」を丁寧に言語化してくれるところです。一日一日を区別できなくなると時間が飛ぶように消えていく、という指摘は、まさにあの虚無感の正体を突いてきます。また、性格や本質といった言葉を信用しない登場人物の視点は、自分の内側を固いものとして扱いすぎていたことに気付かせてくれます。さらに、失敗を知ることと成功を知ることは別物だという冷静な言葉は、過去の後悔を「材料」ではなく「呪い」にしてしまいがちな人にとって、少し呼吸を整えてくれるはずです。 物語としての切なさはもちろんありますが、読むと、自分の毎日をもう少し丁寧に扱いたくなる。そんな変化をもたらしてくれる一冊だと思います。特に、「惰性で時間を使っている気がして苦しい人」には静かに刺さるはずです。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。 未来を悲観して寿命の大半を売り払った俺は、僅かな余生で幸せを掴もうと躍起になるが、何をやっても裏目に出る。空回りし続ける俺を醒めた目で見つめる、「監視員」のミヤギ。彼女の為に生きることこそが一番の幸せなのだと気付く頃には、俺の寿命は二か月を切っていた。 ウェブで大人気のエピソードがついに文庫化。 (原題:『寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。』)
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