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パクス・ロマーナ──ローマ人の物語[電子版]VI
塩野 七生
新潮社 / 1997-07-09
累計読者数9
平均ハイライト数 18.9件/人
推定読了時間 約6時間43分
star総合評価 60/100
menu_book精読型
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この本について
仕事でも人間関係でも、「どこまで踏み込むべきか」とか「正しさと現実の折り合い」を考えすぎて、動けなくなることがよくあります。理想は持っていたいけど、状況は常に揺れていて、正解が固定されることなんてほとんどない。そのあたりのモヤモヤに、ローマ人の営みは意外と効いてきます。 『パクス・ロマーナ』に出てくる人々は、迷わない英雄ではなく、むしろ揺れながら決めていくタイプばかりです。アウグストゥスとティベリウスの距離が老年になってやっと近づくところや、平衡感覚とは中間点に座ることではなく「行き来し続けること」だと語られる部分は、判断に迷う日常そのものに重なります。情報公開をめぐる権力の話、兵士や市民の誇りをどう保つか、自由と秩序の衝突など、どれも現代の職場の悩みをそのまま大きくしたような題材です。 歴史書ではあるのですが、「天才ではない後継者がどう役割を果たすのか」や「全員が自分の利益を理解しないと物事は続かない」といった視点が、日々のプロジェクトやチーム運営にもそのまま落とし込めます。理想論より、現実の中で手を動かしてきた人の考えに触れたい人に刺さる一冊です。
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出版社による紹介
志なかばに倒れたカエサルの跡を継いだオクタヴィアヌスは、共和政への復帰を宣言。元老院は感謝の印として「アウグストゥス」の尊称を贈ったが、彼の構造改革の真の意図は別のところにあった……。半世紀をかけて静かに帝政を完成させ、広大な版図に平和をもたらした初代皇帝の栄光と苦悩を、あますところなく描いたシリーズ最高傑作。 ※当電子版は単行本第VI巻(新潮文庫第14、15、16巻)と同じ内容です。
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