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海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年(上)―塩野七生ルネサンス著作集4―

海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年(上)―塩野七生ルネサンス著作集4―

塩野 七生

新潮社 / 2009-07-01

累計読者数11
平均ハイライト数 4.5件/人
推定読了時間 約5時間5分
star総合評価 54/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 64%

この本について

仕事でも生活でも、方針を決めるたびに「これで合ってるのか」と迷うことが多いですよね。目の前の利益に流されるのか、長い目で見た安定を取るのか。その判断軸がブレるたびに、自分の小ささにため息が出ることもあります。僕も同じで、そんなとき歴史の中で迷いながら選択を続けた都市を覗くと、少し肩の力が抜けたりします。 『海の都の物語(上)』で描かれるヴェネツィアは、ひとつの国家が「何を守り、何を変えるか」を冷静に積み重ねた例として読むことができます。読者の方が保存していた部分にも、その視点が出ています。たとえば、どんな決断も「経済の発展にプラスかマイナスか」で判断する割り切りは、私たちの日常にも通じます。やる気や勢いではなく、原則で判断する感覚が少しだけつかめます。それから、商売に必要な外交や軍事までを“技能”として扱う視点は、自分の仕事の裏方スキルを肯定してくれるようで救われます。さらに、自給自足国家と交換国家の違いの話は、組織やチームがなぜ攻撃的になるのか、逆になぜ安定するのかを考えるときのヒントになります。 過度にドラマチックな歴史物ではなく、迷いながらも長期で積み重ねた国家の「地味だけど本質的な工夫」を追える本です。日々の判断に軸が欲しい人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ヴェネツィア共和国はトルコ帝国との争いで、交易拠点を次々に失い始める。海外交易市場の主導権もイギリス、オランダに譲り、衰退の兆しは誰の目にも明らかだった。そしてフランス革命に端を発したヨーロッパ世界の動乱。ナポレオン率いるフランス軍の圧力を前にして、かつて「地中海の女王」とさえ呼ばれたヴェネツィア共和国の命運は尽きつつあった...。歴史大作の完結編。
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