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NHKさかのぼり日本史(6)江戸 “天下泰平”の礎

NHKさかのぼり日本史(6)江戸 “天下泰平”の礎

磯田道史

NHK / 2012-01

累計読者数5
平均ハイライト数 11.8件/人
推定読了時間 約2時間28分
star総合評価 59/100
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この本について

最近、長い目で物事を見るのがどうにも苦手だなと思う瞬間が増えました。仕事も生活も、目の前の課題に振り回されがちで、「そもそも大きな流れの中で自分はどこにいるんだろう」と見失う感じです。そんなときに江戸の話を読むと、今の悩みを少し俯瞰できるようになるから不思議です。 この本で印象的なのは、江戸の平和が偶然ではなく、積み重ねた価値観の結果だったと具体的に見えてくるところです。たとえば島原の乱後に人口を回復させるために移民を促し、年貢を減免した話は「支配する側が短期的な勝ちより、長期の安定を選んだ」実例として刺さりますし、長崎の病院建設で貧しい農民の土地を強制収用しなかった逸話は、「権力がなぜ人命や財産を優先したのか」という背景まで理解させてくれます。また、環境を破壊しながら開発を進めた時代から、飢饉を経て民政重視へ転換していく流れを読むと、社会がどんな条件で変化するのかが少し現実的に掴めます。 歴史を知って人生が劇的に変わるわけではありませんが、自分の判断基準を見直すヒントにはなる。そんな距離感で読める一冊でした。今の状況を「長いスパン」で見直したい人に、よく合うと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

歴史には時代の流れを決定づけたターニングポイントがあり、それが起こった原因を探っていくことで「日本が来た道」が見えてくる。二百六十年以上にわたる長期安定社会を築いた「徳川の平和」の根底にあったものとは-。1806年→1783年→1707年→1637年の危機を社会構造改革の場とした"転換"の発想を見る。

目次

第1章 「鎖国」が守った繁栄-1806年(文化3年)(「徳川の平和」の岐点 文化爛熟期に起きたウェスタン・インパクト ほか) 第2章 飢饉が生んだ大改革-1783年(天明3年)(幕府中興の祖、吉宗の行った改革 田沼政治の功罪 ほか) 第3章 宝永地震 成熟社会への転換-1707年(宝永4年)(新田開発へと雪崩を打つ 上道郡沖新田の干拓事業 ほか) 第4章 島原の乱「戦国」の終焉-1637年(寛永14年)(徳川時代の幕開け 生瀬の乱の凄惨な事実 ほか)
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